人材派遣会社で医療事務のお仕事
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若い方からお子さんをお持ちのお母さんまで、あらゆる年代の女性に人気のある医療事務。社員・派遣・アルバイト・パートなど、働き方の選択肢が大きいのも魅力の1つです。
今回は、派遣スタッフとして働く医療事務の仕事について、色々と調べていきたいと思います。
医療事務の派遣スタッフの仕事内容
医療事務の派遣スタッフには大きく分けて3つの仕事があります。
1.診療報酬明細書の作成
診療報酬明細書とは別名「レセプト」と呼ばれ、患者が受けた医療行為や処方で発生した医療費を、病院などの医療機関が保険者(市町村や健康組合)に請求する明細書のことを言います。
レセプトの書式は全国で統一されており、1人の患者につき毎月1枚作成します。1ヶ月分の明細書を翌月10日までに関係機関に提出する必要があるため、月末から月初にかけて、レセプトの作成作業で残業が増える医療機関も少なくありません。またこの期間、派遣スタッフがレセプト作成作業を専属として行う医療機関もあります。
2.受付事務
診察券・保険証の確認やカルテへの基本情報の入力、案内などを行います。
3.医療費の請求
診察終了後、医療保険の点数計算を行って患者さんに医療費を請求し、会計をします。電子カルテを導入している場合もあれば、医師が書いた手書きのカルテを見ながら専用ソフトを使用して入力していく場合もあり、そのやり方は医療機関によって様々です。
派遣医療事務の勤務する日や時間帯
医療事務の勤務日や勤務時間は、個人病院であるか、総合病院であるかによって異なります。
個人病院
個人病院の場合、一般的には日曜日が休診日であることが多いので、平日+土曜日が勤務日になります。
平日に休診日がある病院の場合は週休2日、平日に休診日がない病院の場合は、週休1日、またはスタッフが交代で休みを取るなどして週休2日になる場合もあります。
勤務の時間帯は、それぞれの病院の診療時間内になります。例えば、9時~18時が診療時間の場合、診察が始まる30分ほど前には出勤して、患者さんを迎える準備をします。
診察終了後、後片付けなどをして18時半頃に退社するというような感じです。ただし、患者さんが診療時間ぎりぎりに来院した場合や点滴や処置などが長引いた場合は、残業をすることもあります。
総合病院
総合病院の場合も基本的には日曜日は休診日の場合が多く、平日+土曜の午前中が勤務日になります。ただし、救急対応をしている病院の場合、休日出勤を交代制で行うこともあります。
勤務時間は、会社員と同じような8時半~5時というようなところが多く、個人病院に比べ残業は少ないでしょう。というのも、総合病院には夜勤担当の看護士さんがいるため、就業時間外の事務の仕事はお任せして帰れる場合が多いからです。
医療事務の派遣スタッフの給料
医療事務の派遣スタッフは、企業の一般事務に比べて時給は低めになります。ただし、実務経験がある場合は、未経験者よりも時給が1.5倍ほどアップします。
医療事務の派遣スタッフの給料
◆1日7時間×22日間の場合
時給(円) | 月給(円) | 年収 | |
未経験 | 1,000 | 154,000 | 1,848,000 |
実務経験あり | 1,500 | 231,000 | 2,772,000 |
派遣の医療事務として働くメリット
資格がいらない
医療事務には国家資格がありません。代わりに民間の団体が作った数多くの認定資格があるのですが、その数はなんと80以上にものぼります。
しかし、医療事務として働く際、これらの資格が必須かと言えば全くそんなことはありません。医療事務という仕事についての基本的な知識を得るために、資格を取ったり勉強したりすることは無駄ではありませんが、持っているからといって採用に有利になるということもありません。全くの初心者でも始められるのが、医療事務のメリットです。
結婚や出産後も続けやすい
医療事務の仕事は、若いから優遇されるとか未婚だから就職しやすいというものではありません。給料の面からも分かる通り、むしろ経験を積んだ人の方が即戦力になるため、時給が高くなります。
ですから、出産後、子供に手がかからなくなったので仕事復帰したいという方が就職しやすい仕事でもあります。さらに、病院やクリニックは全国どこにでもあるため、結婚をして引っ越したり、転勤があったりしても、働き口を見つけやすいというメリットがあります。
体調が悪いときに診察してもらえる
風邪などのちょっとした症状であれば、空き時間に医師に診察してもらい、処方箋を書いてもらうことができます。予約を取ったり、長時間待合室で待つことなくこれらのことをしてもらえるのは、医療機関で働いている人ならではのメリットですね。
実生活に役立つ
医療事務の仕事の1つに、薬の処方や処置にかかった料金(診療報酬)を計算し請求するというものがあります。
当然、医療事務の仕事をしていれば治療費の内訳や医療費の算定方法などの知識が身につくため、自分や家族が患者として医療機関に行った際に受け取る明細書の読み方が分かるようになります。
また、医療保険制度や、よく処方される薬など、実生活に役立つ医療に関する様々な知識を得られることも医療事務の仕事のメリットではないでしょうか。
派遣の医療事務として働くデメリット
常に勉強が必要
診療報酬は、それぞれの治療や処方ごとに点数が決まっており、1点10円で算定されます。点数を算定するための細かい要件などが記載された「診療報酬点数表」というものがあるのですが、これは行政機関によって2年に1度改定されます。つまり、2年ごとに診療報酬の点数が変わるということです。
現在は、多くの医療機関で専門ソフトによる入力を行っているため、1つ1つの診療報酬の点数を覚える必要はありませんが、よく使われる項目などに関しては改定ごとにある程度把握し直す必要があります。
休みにくい
クリニックなどの小さな医療機関の場合、ギリギリの数のスタッフで回している場合が多いため、体調不良になったときなど、急な休みが取りづらいというデメリットがあります。
医療事務の仕事がおすすめな方
人とのコミュニケーションが好きな方
医療事務は事務の仕事ですが、医療機関の窓口としての仕事もするため、人とコミュニケーションをとることが好きだという方に向いています。
小児科であれば、赤ちゃんや小さなお子さんと接することが多いですし、整形外科などは年配の方とお話をする機会も多いでしょう。医療事務は事務職であると同時に接客業でもあるのです。
また、個人病院であれば、医師や看護師とも密に仕事を行うことになります。クセのある医師ともうまくコミュニケーションをとる能力が医療事務には必要です。
思いやりのある方
どの医療機関でも、来院するのは体調や調子が悪い人です。何らかの問題や心配ごとを抱えた患者さんに優しく思いやりを持って接することができない人は、医療事務の仕事には向いていません。
派遣とパート・アルバイトではどっちがいい?
同じ仕事内容であっても、派遣スタッフはパートやアルバイトよりも時給が高くなります。また、派遣の場合、複数の中から自分の希望条件にあった医療機関を選ぶことが可能です。
一方、パートやアルバイトの場合は、シフトによって勤務態勢が決められることが多いため、自分の希望する勤務時間や勤務日が叶うとは限りません。
また、即戦力を求められるため、経験のない方の採用は難しくなります。しかし、勤務時間が短いので、主婦の方などは家庭との両立がしやすいでしょう。このように、派遣にもパートやアルバイトにもメリット・デメリットの両方がありますが、
- まとまった収入を得たい方、自分の希望する条件で働きたい方は、派遣
- 短時間だけ働きたい方、実務経験がある方はパートやアルバイト
が良いでしょう。
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まとめ
医療事務は、資格が必要ないためどなたでも挑戦でき、転勤や引っ越し先でも比較的働き口が多いなど、とてもメリットの多い仕事です。
また、経験を積むほど時給が高くなるので、女性が年齢を重ねても続けられる数少ない仕事でもあります。
もちろん、医師との関係や女性中心の職場であること、毎月のレセプト作成など、大変な面もありますが、人とコミュニケーションをとることが苦にならず、学ぶ姿勢がある方にとっては大変おすすめできる仕事です。
派遣スタッフなら、比較的自分の希望に合った職場や就業形態を選ぶことができるので、さらにおすすめです。