派遣スタッフでも住宅ローンを組めるのか?審査やおすすめ住宅ローン紹介についての詳細

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派遣スタッフでも住宅ローンを組めるのか?審査やおすすめ住宅ローン紹介について


派遣スタッフは、いわゆる「非正規雇用」という働き方です。非正規というと正社員とは違い、有期雇用という働き方となりますから、契約期間が終了すれば仕事が終わってしまうという形となります。

最近は、非正規雇用という働き方をしている人たちに対する待遇改善などに国が力を入れていることもあり、敢えて「正社員ではなく派遣スタッフという働き方を選ぶ」という人も。

ですが、安定という面ではやはり、派遣スタッフという立場は弱い面があります。それを実感するのが、住宅ローンを組むなど、大きなライフイベントを迎える時ではないでしょうか。今回は、派遣スタッフの住宅ローン事情について、詳しくご紹介します!

派遣スタッフでも住宅ローンを組むことができる場合とできない場合のそれぞれの理由

まず、このページを読んでいる方たちが、一番関心あることと予測される「派遣スタッフでも住宅ローンを組むことができるか」という疑問について、お答えしましょう。結論からいってしまうと、派遣スタッフであっても住宅ローンを組むことは、もちろん可能です!

ですが、住宅ローンを借りるためには、さまざまな条件が必要となります。これは、派遣スタッフであっても、正社員であっても、大きくは変わりません。それではまず「住宅ローン」というものを理解することから始めましょう。

「住宅ローン」ってどんなもの?

一戸建てやマンションなどのマイホーム購入を検討する際に、ほとんどの人が利用するのが「住宅ローン」です。住宅購入という目的に対して、金融機関が用意しているマイホームローンについて、見聞きしたことがあるという方も多いのではないでしょうか。そして、家というものは数千万単位の高額な買い物となります。

なかなか「キャッシュで」と一括購入するのは難しいため、家を購入する場合にはほとんどの人が住宅ローンを利用しているというのが現実です。ただ、金融機関もお金を貸すにあたり「この人はきちんとした返済能力があるか」ということを審査します。

金融機関としても、それだけ大きな金額を融資するのですから、リスクはできるだけ避けたいと考えるのは当然ですよね。そうなると、会社に雇用され給与をもらっている正社員とは違い、アルバイトやパート、そして派遣スタッフや契約社員というのは審査が厳しい面も確かに出てきてしまうことは、想像できるでしょう。

派遣スタッフの場合、長期契約で仕事をスタートさせたとしても、更新自体は3ヶ月単位ということが多くあります。そうなると、派遣先企業サイドの都合で「次の更新はなしで」といわれてしまうこともあり得るということ。

派遣スタッフとして仕事をする1番の不安材料は、この不安定さにあるといえるのではないでしょうか。住宅ローンを組むことができたとしても、そこは変わりません。住宅という大きな買い物をしてしまったのに、仕事が満了となり終わってしまうというのは、派遣スタッフにとっても一番恐ろしい事態といえるのです。

先ほども少し触れた通り、お金を貸す側である銀行にとっても、それは同様です。ローンの審査を通したものの、返済がなされないような事態になってしまっては困ります。だからこそ、住宅ローンを組む際にはしっかりとした審査を行い「この人に返済能力があるか」ということを確認するのです。

住宅ローンが通る、通らないばかりに気を取られて、その後の生活にまで考えが及んでいないと、大変困ったことになります。これを忘れてはいけません。銀行は「この住宅ローンは、この収入の人物にとって適正な価格かどうか」を見極めます。

万が一住宅ローンに通らなかった場合、残念な気持ちになったり、落ち込んだりすることもあるかもしれません。ですが「住宅ローンが通る」「通らない」というのは、派遣であっても、正社員であってもさまざまなケースが存在します。

万が一、住宅ローンが通らなかった場合でも、必要以上に落ち込む必要はありません。
「自分にとっては大きすぎる買い物だったのかもしれない」と考え、物件や自分を取り巻く状況を見直す良い機会と考えるようにしましょう。

住宅ローンの審査ってどんなことをするの?

住宅ローンを金融機関に申し込む場合、どのようなことがチェックされるのでしょうか。
これは、気になるポイントですよね。では、住宅ローンの審査について、具体的に説明していきましょう。

住宅ローンに限りませんが、金融機関でローンを申し込む場合には、一定の利用条件が定められています。一般的にいわれているチェック項目は、以下の通りです。

○年収
○勤続年数
○勤務先
○クレジットカード支払い履歴などの信用情報

銀行としては、雇用の安定性や年収、返済比率や自己資金の有無をポイントとして、審査を行います。そう考えると「雇用の安定」というポイントにおいて、派遣スタッフはマイナス評価されがちなのが現実といえるでしょう。

ただ、派遣であっても、派遣先を変えながらでも派遣スタッフとして長く仕事をしていることは、評価対象となります。正社員であっても、転職を繰り返している人は、信用されにくい面も。

「派遣だから」「正社員だから」という立場だけでは計れない部分もあるということを、理解しておきましょう。そして、派遣として仕事をしながら住宅購入を検討する場合は、審査時にはこういった点もチェックされるのだということを覚えておいてください。

住宅ローン審査の一般的な流れ

住宅ローンの審査には、一般的に正式な申し込み前に受ける「事前審査」、事前審査が通ったら正式にローンを申し込み「本審査」を受けることになります。

事前審査は購入する物件、ローン申し込みをする人の年収、職業のチェックとなります。源泉徴収票など、収入を確認するための資料を提出することもありますので、手元に揃えておくと話が早いでしょう。

この事前審査は、基本的に自己申告で進められます。期間も3〜4営業日というのが一般的となっており、最近はインターネット上で簡単に事前審査申し込みを行うことも可能です。

「本審査を行うのに、どうして事前審査が必要なの?」と、不思議に思われるかもしれません。住宅ローンの場合、借入ができないと家を購入することができなくなってしまうケースが多いため、売買契約前に住宅ローンを借りることができるかどうかを把握しておく必要があります。

結果次第で売買契約へ向けての今後の方向性を見極めるという面が、住宅ローンの事前審査にはあるのです。

事前審査を無事に通過することができた場合は、正式にローンの申し込みを行います。住宅ローン申し込みに必要な書類は、銀行により異なりますが、ここでは一般的によくいわれているものをご紹介しましょう。

○売買契約書
○重要事項説明書
○建築確認済証
○登記事項証明書
○源泉徴収票
○住民税の課税証明書
○印鑑証明
○住民票
○連帯保証人や、共同名義での購入の場合はそれぞれの印鑑証明書や収入証明書

「事前審査が通っているのだから、大丈夫でしょう」と、ここで安心しすぎてはいけません。本審査は、審査期間も1週間程度必要となり、より細やかにチェックが行われます。
事前審査が通っていても、本審査が通らないケースも稀に存在するということを、知っておきましょう。

本審査も通ったら、晴れて住宅ローン契約を締結することとなります。住宅ローン締結後は、住宅引き渡しと同時に融資実行となります。派遣スタッフであっても、正社員であっても、ここまでの流れに大きな違いはありません。

派遣スタッフが住宅ローンを組む時に問題となるポイントは?

住宅ローンの審査で、一番重要視されるのは収入との兼ね合いになります。「総借入額が年収の何倍か」という点が一つ。もう一つは「年間返済額が年収の何割かを示す返済負担率」がチェックされます。

住宅ローンでは、総借入額に関しては年収の7〜8倍程度を目安としています。総借入額には「住宅ローン以外の借入も含まれる」ということを、ご存知ですか?返済負担率に関しては、金融機関により審査基準は異なりますが、おおよそ3割〜4割程度です。

派遣スタッフの場合は、正社員と比べるとどうしても年収が低くなる傾向があります。その上、短期契約を繰り返す形で仕事をしているとなると、金融機関としては不安を感じても仕方がないといえるのではないでしょうか。住宅ローンの審査が通るかどうか自体、難しさがあると考えた方がいいかもしれません。

一方、派遣スタッフであっても継続して複数年にわたり派遣スタッフとして仕事をしている場合は、評価も良いものとなります。「派遣だから」と、諦める必要はないということです。

収入が低いとしても、高いとしても、いずれの場合も自分の収入に見合った家を購入したいと考えている場合は、住宅ローンを組める可能性があると考えていいでしょう。では次に、具体的にどのような場合住宅ローンを組むことができるのかについて、見ていきましょう。

住宅ローンが通る場合

派遣スタッフであっても住宅ローンが通るのは、どういった場合でしょうか。「派遣だけど住宅を購入したい!」と考えている人にとっては、ぜひとも知りたいポイントですよね。

審査基準を見てみると、ローンを組む本人の職業や勤務先、雇用形態、そして返済比率、借入比率などがポイントとなっていることが分かります。雇用形態としては、正社員でありかつ勤続年数が長いほど、審査が通りやすくなるといえるでしょう。

正社員であっても転職を繰り返している人の場合は、チェックされてしまうことも。それに対して、派遣スタッフであっても継続して勤務している場合は、評価されるケースもあります。

また、ショッピングローンを複数組んでいる場合や、カードローンを利用している場合は、返済比率の算出に響いてくるということを、知っておきましょう。返済比率は、低ければ低いほど良いと判断されるもの。住宅ローンを組むことを視野に入れているなら、早めにローンは整理しておいたほうがいいでしょう。

最後に注目したいのが、返済負担率です。返済負担率とは、住宅の価格に対する借入額の比率のことを指します。ここで、頭金の存在が大きく影響してくるのです。例えば、3000万円の家を購入したいと考えていて、頭金が500万円あったとします。

そうすると、ローンを2500万円分組むことになりますよね。つまり、頭金をまったく用意していない人よりも、借入比率が小さくなるのです。「頭金を多く用意していればいるほど、審査は通りやすくなる」と考えていいでしょう。

派遣スタッフであっても勤続年数が長く、安定して継続して仕事をしていることや、ショッピングローンを利用していないこと、頭金を多く用意していることなどが評価されれば、住宅ローンが通ることも十分あるということなのです。

住宅ローンが通らない場合

では、住宅ローンが通らない場合は、どのようなことが原因なのでしょうか。やはり、一番に考えられるのは「派遣スタッフ」という立場の弱さが影響しているということ。

過去数年間の所得を証明する時に、派遣特融の問題である空白期間がたびたび空いているようでは、銀行側も融資に不安を感じますよね。空白期間がたびたび入ってしまうと年収も下がってしまい、銀行からの評価は厳しいものになることが予測できます。

また、ショッピングローンを多用しているのも、信用に関わります。「きちんと返済しているから」と思うかもしれません。ですが、やはりあまり良い印象を与えることはできません。

最後に、頭金がまったく用意できていない場合も、厳しい場合があるでしょう。もし、住宅購入を視野に入れているとしたら、何年か時間をかけて貯蓄を進め、ローンを整理していくことも大切なのです。

住宅ローンは一度落ちたらもう二度とチャンスはない?

「住宅ローンの審査に落ちてしまったから、もう家を買うことはできない」と、落ち込まないでください。実は、住宅ローンの審査に関しては、その基準が金融機関ごとに大きく異なります。

金融機関によって審査が厳しいところや、比較的通りやすいところというのも存在するということを、知っておきましょう。いわゆるメガバンクは派遣スタッフに対しての審査が厳しく、新しく誕生したネットバンクなどは比較的審査が通りやすくなっているという側面もあります。

もし、最初に申し込んだ住宅ローンの審査に落ちてしまっても、再度別の銀行に申し込むことは可能なのです。

また、銀行によって貸付額も変わってくるということをご存知ですか?自分が希望した額があったとしても、必ずしもそれが通るとは限りません。銀行が「希望額には不足しますが、この額ならローンを組むことができますよ」と提示してくる額というものがあるのです。
「3500万円の家を希望していたけれど、A銀行で3000万円といわれてしまったから、自分の信用情報では3000万円が限界なのかな」と、3500万円の家を諦めそうになってしまうかもしれませんが、この結果だけですべてを判断する必要はありません。

意外と知られていないのですが、銀行によって「貸付可能額」というのは違ってきます。自分の希望に近い額を貸与してくれる銀行と出会うまで、トライしてみるというのも一つの方法でしょう。

特に派遣スタッフの場合、貸付額が銀行ごとで違ってくる可能性は大きいと考えた方がいいもの。自分の希望額に近いローンに申し込めるように、複数の住宅ローンの仮審査を受けてみるというのもいいかもしれません。

派遣スタッフが住宅ローン審査を受ける際に注意すべきこと

住宅ローンを金融機関で申し込む場合には、どのようなことに注意する必要があるのでしょうか。申し込む前にできるだけスムーズに審査を受けることができるよう、あらかじめ用意しておくといい書類というものも、存在します。確認し、用意できることは用意しておくようにしましょう。

最初にすべきことは、申し込みを検討している銀行が派遣スタッフに対する住宅ローン貸付を行っているかの確認です。金融機関によっては、オフィシャルに「派遣スタッフに対する住宅ローンの貸付は実施していません」といっているところも存在します。

そういった金融機関に住宅ローンの審査を申し込むことは、まったくの無駄となってしまいますよね。あらかじめ、確認できる情報は収集しておくことをおすすめします。

続いて、必ず聞かれるのが「年収について」です。自分の年収をきちんと把握しておくことが、住宅ローンの審査をクリアするための第1歩です。

住宅ローンは、取り扱い金融機関によって年収基準に違いがあることをご存知ですか?自分が申し込みたいと考えている銀行の年収基準が、自分の年収を大きく超えていないかなどをチェックしておくようにしましょう。

「最低年収200万円」で設定されている銀行に、年収が120万円しかない派遣スタッフが申し込んだとしても、審査を通ることは難しいことが予想できます。申し込むための準備を整えても、無駄になってしまっては残念ですよね。

申し込みを検討している住宅ローンの年収基準は、絶対におさえておくべきポイントといえるでしょう。ちなみに、フラット35やイオン銀行などは、年収100万円程度から申し込み可能となっています。

一方で、メガバンクは年収400万円以上と限定して申し込みを受け付けているところも。金融機関によって大きく違いがありますので、しっかり比較検討することをおすすめします。

また、年収とともにチェックしておきたいのが勤続年数に関する情報です。勤続年数がそれぞれの金融機関が設定しているものに満たない場合、審査が通らないということもあります。

金融機関によって設定はさまざまで、特別に設定されていない金融機関もありますし、1年以上、2年以上となっているところも。「設定なし」とされている金融機関であっても、勤続年数が長いことがマイナスに作用することはまずありません。

住宅購入を視野に入れ始めたら、継続して勤務することも大切であると理解しておきましょう。

「年収」「勤続年数」に関しても、最初にご紹介した「派遣スタッフへの住宅ローン貸付の可否」と同様に、調べれば分かることとなっています。住宅購入を検討していると、何かと忙しいもの。

できるだけ無駄を省くことができるように、あらかじめ調べることで解決できる問題はどんどんクリアにしていきましょう。

次に注意したいのは、先ほども軽く触れた年間返済負担率についてです。一般的にいわれている年間返済負担率の目安としては、年収400万円未満の場合、およそ30パーセントとなっています。

年収400万円以上の場合は、35パーセントといわれていますが、派遣スタッフとして働いている場合はなかなか年収400万円台というのは現実的ではない数字といえるでしょう。この年間返済負担率も、住宅ローンによって算出方法や上限が違ってきます。

先ほど年収の項目でも触れた通り、住宅ローンは取り扱い金融機関によってかなり大きくチェック項目が異なるということを、しっかりと理解しておきましょう。また、この年間返済負担率には、住宅ローンだけでなく、マイカーローンやカードローン、教育ローンなどそのほかの借入も含まれるのが一般的です。

住宅ローンを借りたいと思っているなら、できるだけ事前に整理をしておくようにしましょう。そうすることで、住宅ローンの審査を通過できたり、増額できたりする可能性も出てきます。

派遣スタッフとして仕事をしていて、さまざまなローンを抱えている場合、つい「住宅ローン申請時に、そのほかの借入を隠して申告したらいいのでは?」と考える方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、虚偽の申告をしても、その人の信用情報を確認すればすぐに分かってしまうもの。
その上、虚偽の申告をするような人物に、数千万円ものお金を金融機関は貸してくれるでしょうか?

そして、万が一その希望が通ったとしても、返済が苦しいのは目に見えています。虚偽の申告は、結局のところ自分の首を絞めかねません。正しく申告し、金融機関に判断してもらうのが一番です。

また、審査時には信用情報がブラックリストに掲載されていないかもチェックされます。個人信条情報管理機関のデータベースに、過去5年間個人信用情報は記録されることを知っていますか?

これにブラックリストとして記録されてしまうと、5年間はその記録を消すことはできません。「大きな遅延がなければそれでいいのか」というと、そんなことはないのが怖いところ。

携帯電話料金やクレジットカードの支払いなどをうっかり忘れて、個人信用情報に傷が付かないよう、注意しましょう。上記項目に該当する心当たりがある方は特に、派遣スタッフとして住宅ローンを組むと審査が通りにくいのかもしれないと思われるかもしれません。
「だとしたら、正社員のふりをしてはどうだろう?」と、よこしまな考えが浮かぶかもしれませんが、それは絶対にしてはいけません。

金融機関によっては、会社の在籍証明書を提出するように求めてくるところもあります。在籍証明書の提出が求められず、もし偽りの申告のまま住宅ローンが通ったとしても、ローン契約後にその事実が判明した場合は大変なことになるということを理解しておきましょう。

最悪の場合は、金融機関から一括返済を求められる可能性も。住宅ローンは数千万単位の大きな額のローンです。これを「一括で返済」となると大変厳しい状況になってしまうのは、想像がつきますよね。収入や立場など、住宅ローンが通ることばかり考えるとつい「少しくらいなら」と盛ってしまいたくなる気持ちも分かります。

ですが、相手も大きな金額を貸与するわけですから、慎重になるのは間違いありません。正しく自分のポジションや収入などの経済状況を金融機関に判断してもらった上で受ける融資は、今の自分の状況で支払い能力があると判断されたということ。それ以上の金額の融資を受けてしまうと、返済が厳しくなることも考えられます。

適正な額のローンを組むことが、金融機関にとっても、自分にとっても良いことであるということを忘れないようにしましょう。派遣スタッフとして働いていても、年収100万円なり200万円なりある程度安定して収入があり、勤続年数も長く、信用情報がクリアな場合、住宅ローンが通ることも十分にあり得ます。

自分の身の丈に合った物件を選び、購入を検討することが長い目で見た時にプラスに作用するということを忘れてはいけません。

ここまでは、住宅ローンを申し込む側の諸条件についてご紹介してきました。次に「住宅ローンが通りやすい物件の条件」について、ご紹介します。住宅ローンを組む際に、物件の評価が高いと住宅ローンが通りやすいということもあるのです。どのような条件なのか、チェックしてみましょう。

住宅ローンの審査が通りやすい物件ってあるの?

住宅ローンの審査を通過するためには、購入する物件が法令に準拠している物件であることが条件となっています。例えば、販売価格があまりにも安い場合は、法令に準拠できていないようなケースも。

「この物件は安いから、お買い得だ!」と勇んで申し込んだものの、法令に準拠できていない物件であった場合は住宅ローンの審査を通過することはできません。そのような事態に陥らないように、購入する前に不動産会社にきちんと確認しておくようにしましょう。

また、購入物件の性能や価値によっても、住宅ローンの通過しやすさが変わってきます。
一定の要件を満たしていないと、利用することができない住宅ローンも存在します。物件を選ぶ時点でそのローンが条件としている項目をしっかりと把握しておくことも、大切なのです。

多少面倒に感じるかもしれませんが、住宅という大きな買い物をするのですから、ここは覚悟を決めてきっちりと調べ、準備を進めましょう。

派遣スタッフが住宅ローンを組むメリット

派遣スタッフに限ったことではありませんが、住宅ローンを組んで家を購入する際、名義人は団体信用生命保険というものに加入します。これは、住宅ローンを利用する際に加入が必須となるもので、加入者が不慮の事故や急な病気で万が一のことがあった場合、残りのローンを保険金で完済するというものになります。

そんなことがあっては困りますが、本当にもしもの時、残された家族が住む家に困るようなことがない制度です。これは、住宅ローンを組む大きなメリットといえるでしょう。

また、なんといっても住宅ローンを組むことで、自分一人の現在の経済力では購入が難しいような高額な買い物である「家」を手に入れることができるというのは、大きな魅力です。

貯金をして、キャッシュで家を購入できるようなころには自分はすっかり年を取り、家族も独立しているようでは、家を買う意味が残念ながら半減してしまいます。仕事に対する不安もあるかもしれませんが、住宅ローンを組んで大きな買い物をするということは、メリットも大きいのです。

派遣スタッフが住宅ローンを組むデメリット

派遣スタッフが住宅ローンを組むデメリットには、どのようなことが考えられるでしょうか。やはり、一番に思い浮かぶのは、継続して就労し続けることが可能かということ。「派遣スタッフは不安定な働き方である」と評価されてしまう一番の理由は、やはりここにあるといっても過言ではないでしょう。

ローンを組むことに、派遣スタッフ自身も不安はあるかもしれません。ですが、それは逆にいえば、仕事を続けるモチベーションともなり得ます。ローンの重圧に押しつぶされさえしなければ、住宅ローンはそれほど大きなデメリットにはならないと考えていいでしょう。

ローン選定時に確認しておくべきポイント

ここで一度、チェックしておくべきポイントを整理しておきましょう。住宅ローンを選ぶ際には、以下の項目を確認しておくことが大切です。

○派遣スタッフへの住宅ローン貸与の可否
○年収制限
○勤続年数に対する規定
○その住宅ローンが定めている物件の性能や価値

自分の条件が、住宅ローン申し込みの規定を満たしていなければ、申し込んでも仕方がありません。手間を省くために、住宅購入を検討し始めたら最初に各金融機関に以下の項目を確認しておくことをおすすめします。では続いて、派遣スタッフが比較的住宅ローンを組みやすいとされている金融機関をご紹介します。

派遣スタッフにおすすめの住宅ローン

派遣スタッフが住宅ローンを組もうと思ったら、どの銀行が組みやすいのでしょうか。
派遣スタッフにおすすめの住宅ローンも、存在します。ですが、まずはそれをご紹介する前に、一つ知っておいていただきたいことがあります。

銀行は、日々のやりとりから顧客と信頼関係を構築している部分もあります。誰にでも、給与振り込みの口座に指定しているようなメインバンクはありますよね。住宅ローンを申し込む場合は、このメインバンクの銀行をまずは検討してみることをおすすめします。

長いこと給与振り込みの口座として利用していたり、公共料金の引き落としなどにも使っていたりすると、銀行が審査をするにあたってそういった履歴を参考にすることもあるのです。

お金の流れが見える顧客の方が、銀行も安心できるということですね。お付き合いの長い銀行は、大切にしましょう。では続いて、派遣スタッフでも住宅ローンが組みやすいとされている住宅ローンをご紹介します。

住宅金融支援機構の住宅ローン「フラット35」

「フラット35」は、テレビコマーシャルなどで知っているという方も多いのではないでしょうか。フラット35は、利用条件において勤務形態は問われていません。ということは、派遣スタッフであっても申し込みが可能であるということ。

さらに、勤続年数に関しても、特別な基準は設けられていません。また、年収の規定も「100万円程度から可能」となっています。これは、比較的派遣スタッフに対して優しい設定といえるのではないでしょうか。以上の条件をクリアしていても、購入を希望している物件が高いものの場合、住宅ローンを組めないことも出てきます。

それは、返済比率をオーバーしてしまうケースです。頭金を用意することもできない場合、このまま住宅購入を諦めるとなってしまいそうですよね。ですが、フラット35に関しては、本人の直系親族や配偶者との収入を合算して計算することが可能となっています。

フラット35を申し込む時点で、年齢が満70歳未満であること、本人と同居予定であること、連帯債務者となることが可能であることなどの条件は付きますが、これは大きくプラスに作用するといえるでしょう。

派遣スタッフである自分だけでローンを組もうとすると、年収が400万円以下であったとしても、例えば夫婦で合算して世帯収入が400万円を超えることができれば、返済比率が30パーセントから35パーセントへアップします。

そうすることで、借入可能額が一気にアップするのです。自分の希望する家を購入することができる可能性を高めるチャンスといえるでしょう。ただ、配偶者が仕事をライフイベントで辞めざるを得なくなった時、住宅ローンを一人で支払っていく覚悟はあらかじめしておく必要があります。その覚悟さえ決まれば、フラット35は夢を与えてくれる住宅ローンといえるでしょう。

じぶん銀行

「じぶん銀行」は、最近テレビコマーシャルなどでも目にしたことがあるという方も、多いのではないでしょうか。自分銀行は、三菱UFJ銀行とKDDIが親会社となっています。

じぶん銀行の住宅ローンの特色は、低金利であること、がんに対する無料保証、一部繰り上げ返済手数料無料、保証料無料などが挙げられます。これは、住宅ローンの中でも魅力にあふれているものといえるのではないでしょうか。

「そうなると、審査も厳しいのでは?」と思われるかもしれません。ですが、オフィシャルサイトには「派遣スタッフであっても、将来にわたって安定的かつ継続的な収入が見込みとしてある場合は、お申し込み可能」となっています。

そして、気になる勤続年数に関しても、「3年(ただし3年未満の場合でも経歴書を提出すれば可)」と記載されているので、派遣スタッフであっても住宅ローンを組める可能性は十分あるといえるでしょう。
ただし、派遣スタッフの場合は但し書きとして「お勤め先以外の情報も含め、審査いたします」と書かれています。

ですから、申込時には信用履歴などがしっかりとチェックされると考えておいた方がいいでしょう。

イオン銀行

イオン銀行は、イオンでショッピングをする人に対して欠かせないサービスを多数提供している銀行として、飛躍的に成長を続けている銀行です。そんなイオン銀行では、どのような住宅ローンを展開しているのでしょうか。

まず、その特徴についてご紹介します。イオン銀行の住宅ローンの特徴としては「金利が低いこと」「最大で1年以上先に契約する金利を確定できること」「イオングループの一員であることによる強力な連係機能」「利用しやすい審査基準」などが挙げられます。

派遣スタッフとして気になるのは「利用しやすい審査基準」ではないでしょうか。まず、イオン銀行では年収が100万円以上あれば利用することが可能となっています。これは、かなり低めの設定であることが、お分かりいただけるでしょう。

イオン銀行は、幅広い層を対象に住宅ローンを展開していきたいと考えていることが伝わる数字です。次に、雇用形態についてですが、雇用形に関しても比較的万人に開かれています。ですから、派遣スタッフや契約社員であっても、申し込みすることが可能です。

勤続年数に関してですが、6ヶ月以上継続実績があれば、イオン銀行の住宅ローンを利用することができます。多くの金融機関では、1年から3年程度、長いところでは4年以上の勤務実績が求められる住宅ローンにおいて、この基準は大変利用しやすいといえるでしょう。

ただし、条件として「健康保険」「厚生年金保険」の被保険者であることや、雇用保険に加入していることが挙げられています。ですが、これは住宅購入を検討するような派遣スタッフの場合、おおむねクリアしている条件といえるので、それほど心配はいらないでしょう。

まとめ

働き方が多様化しているこの時代、派遣スタッフとして生活をしている人も数多くいます。働き方を選べる時代となり、自分にあった仕事の仕方を以前よりも追求する人が増えている傾向にあるといえるでしょう。

「派遣として仕事をしていると、家を買うことができないのか?」というと、そんなことはありません。そういった時代の流れを受け、派遣スタッフに対するさまざまな社会的な扱いも変化し続けています。

フラット35や、ネット銀行など新しいタイプの金融機関の登場も、そういった流れの一つ。
住宅ローン業界も、時代に合わせて変化し続けています。以前なら「派遣が住宅ローンなんて、とんでもない!」と思われていたかもしれませんが、今の時代は金融機関からの信用を得ることができ、自分自身も責任を持って支払いを続けることができると考えれば住宅ローンを組むことも決して悪くはありません。

ただ「責任を持って支払いを続けられる自信があるかどうか」というのも、大きなポイントといえるでしょう。メガバンクの審査は、現在もまだ派遣スタッフに対して厳しいものがあります。数千万という貸付になりますから。銀行としても慎重にならざるを得ません。そして、それはローンを組む派遣スタッフ自身も同様です。

住宅を購入するということは、大きな決断となります。購入を検討し始めた時点で、自分の働き方や、頭金の準備のための貯蓄など、さまざまなものを見直し、審査が通りやすくなるように準備をしておきましょう。

「家」というのは、人生における大きな買い物です。後悔のないように、しっかりと準備しておきたいですよね。特に派遣スタッフが購入を検討する場合は、審査を通りやすくするという意味だけでなく、家を購入した後の生活をゆとりあるものとするために、ある程度蓄えを用意してから購入することをおすすめします。

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