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派遣社員にも学歴は必要なのか?

就職活動や転職活動をする際、企業に採用されるか、されないかの判断基準には「学歴」が大きなウェイトを占めます。

なぜ、企業は高学歴な人材を求めるのか。その理由のひとつは、学歴は「きちんと努力できる人物か否か」の判断材料になるからです。

難関校、上位校と言われる大学を卒業している人は、勉強をし、努力をしてその学校に入学したと考えることができます。勉強ができる、できないということだけでなく、目標に向かってしっかりと努力できるか否かが、採用に際しての大事なポイントとなります。

では、派遣社員はどうでしょう。派遣には学歴は必要ないという話も聞きますが、なぜそう言われているのか、また実際はどうなのかを解説していきたいと思います。

基本的に派遣社員に学歴は必要ない

企業に直接雇用される正社員や契約社員と違い、派遣社員には基本的に学歴は必要ないといと言われています。その理由を見ていきましょう。

派遣先企業が派遣社員の学歴を知ることは違法だから

労働者派遣法では、派遣先企業が派遣会社に対して、派遣社員(派遣スタッフ)の履歴書や経歴書などを提出させることを禁止しています。

派遣スタッフが雇用契約を結んでいるのは、あくまでも派遣会社であって、派遣先企業ではありません。そのため、派遣先の企業が学歴などを見て、派遣スタッフを選定することはできないのです。

もちろん、あなたが派遣会社に登録する際には、履歴書を提出したり、エントリーシートに学歴や職歴を記載したりすることはあります。しかし、それはあくまでの派遣会社が参考にする資料であって、派遣先企業の選考のために利用されることはありません。

つまり、派遣先企業は学歴で判断しないというよりは、「できない」のです。

派遣は即戦力が重視されるから

派遣スタッフに必要なのは即戦力です。学歴ではなく、派遣先企業が求めるスキルや経験があるかどうかで採用が決まります。

人材を育てるのには、時間も経費もとてもかかります。正社員のように一から教育するのではなく、今やってほしい仕事がすぐにできる人材を得られるのが、企業が派遣社員を利用するメリットです。

つまり、企業が求めるスキルを持っていれば、学歴は関係ないということになります。例えば、

・高卒で簿記2級を持っていて、経理事務の経験があるAさん
・有名私立大学卒で簿記3級を持っていて、実務経験がないBさん

上記の2人がいれば、派遣会社はAさんを選びます。逆に言えば、いくら学歴が高くても、企業が求めるスキルを持っていなければ採用は難しいということになります。

AさんとBさんが2人とも同じ資格と実務経験を持ち、異なるのは学歴だけの場合、次の選考基準は人柄や誠実さ、仕事に打ち込む姿勢である場合がほとんどです。

以上のことから、派遣においては、学歴が採用するか否かの基準になることはほとんどないと考えて良いでしょう。

人材派遣会社が学歴を調べることはあるの?

「早く就業先を見つけたい」「良い企業を紹介してほしい」「条件の良い仕事につきたい」そのような考えから、学歴を偽って登録する方もなかにはいるようです。

でも、派遣会社が派遣スタッフの調査をし、学歴詐称が知られてしまうということはないのでしょうか。

派遣会社が学歴調査をすることはない

真実ではない学歴を登録してしまった場合、派遣会社にバレてしまうのではないかと心配する人もいますが、結論から言えば、履歴書や経歴書に書かれていることが事実かどうかを、派遣会社が調査することはありません。

なぜなら、そういった調査には時間も人件費もかかるからです。

派遣会社では、毎日新しい派遣スタッフが新規登録を行います。その一人ひとりの調査を行うことは現実的に不可能です。

ですから、派遣会社は提出された履歴書や経歴書を信じます。そして、その情報をベースに、それぞれに合った仕事を紹介しているのです。

派遣先企業は派遣スタッフの学歴調査ができない

派遣先企業は、派遣法の関係で、派遣スタッフの学歴や経歴を指定することも知ることもできません。

また、派遣先企業には、学歴を派遣スタッフ本人に確認する権利も、派遣スタッフが答える義務もありません。

学歴や職歴のウソがバレることはあるの?

派遣会社は学歴の調査を行うことがなく、派遣先企業も調べるすべがありません。…にも関わらず、学歴がバレてしまうケースがまれにあります。いったい、どのような理由からでしょうか。

紹介予定派遣の場合

紹介予定派遣とは、派遣期間終了後、派遣スタッフと派遣先企業双方の合意があれば、正社員や契約社員として企業に直接雇用される制度です。

紹介予定派遣は正規雇用されることが前提であるため、一般派遣とは違い、派遣先スタッフの履歴書や職務経歴書を派遣先企業に提出することが認められています。

直接雇用されるタイミングで、企業側に改めて履歴書や職務経歴書の提出をします。その際に、卒業証書や資格証明書の提出、雇用保険や年金など社会保険の加入手続きをしますが、その過程でバレてしまう可能性があるのです。

できるはずの仕事ができない場合

経歴書に書かれてあるキャリアに偽りがあることが発見されるのは、経験があるはずの業務を任せたのに、実際にはその仕事ができないといったケースが発端となることが多いようです。

派遣先企業の上司から「この業務ができないはなぜか」と問い合わせが行き、派遣会社が派遣スタッフに確認して発覚するようです。

派遣スタッフに最も求められるものは即戦力になるスキル。派遣先企業は即戦力を求め、高い人件費を支払って派遣スタッフを導入します。それなのに、必要とするスキルがそのスタッフになければ、派遣先企業としては大きな損害となります。

その他の学齢や職歴がバレるケースは?

ほかに学歴などがバレてしまうきっかけとして考えられるのは、何げない世間話の中で話の内容に食い違いが出た場合、そして派遣会社や派遣先企業のなかに、同じ学校の出身者がいた場合などです。

履歴書に書いた学歴詐称がバレたらどうなる?

では、履歴書や職務経歴書に書いた学歴や職歴がウソとバレてしまった場合、どうなってしまうのでしょうか。

通常は、派遣会社に学歴や経歴の詐称がバレると、派遣登録が抹消される、または次回からの仕事紹介がこなくなってしまいます。

派遣会社は、派遣スタッフが申告した学歴や経歴を信用し、「これぐらいのスキルをもった人材です」という評価をつけて、派遣先企業に紹介します。派遣会社はスタッフが理想の仕事につけるように様々な努力をしてくれているのに、ウソがあったと知れれば信用を一気になくしてしまいます。

派遣会社は派遣先企業から、紹介料をもらっているわけですから、ウソの申告をしていると知りながら企業に紹介するわけにはいかないのです。

ただし、ウソの申告を派遣先の企業が知った場合でも、今派遣スタッフに抜けられてしまうと困る場合、学歴に関係なく仕事ぶりや人間性が評価されている場合などは、そのまま契約期間満了まで就業できるケースもあります。

学歴に自信がない場合は、経験や資格で補うことが可能

求人情報誌などで、「大卒のみ」「高卒以上」などといった記述を見かけることは非常に多いですよね。そのため、学歴に自信がないと、どうしても就職・転職活動に消極的になりがちです。

しかし、だからといって自分の学歴や経歴を偽って良い理由にはなりません。ウソの申告をしてしまったことがずっと心の中にひっかかったり、いつか知られてしまうのではないかとビクビクすることは精神衛生上良くないですし、何よりも決してやってはいけないことです。

冒頭でもご説明したとおり、派遣スタッフが求められていることは、派遣会社が望むスキルを持っているかどうかです。

学歴に自信がないのなら、今できる仕事を一生懸命行ってスキルや経験値を上げる、派遣スタッフが利用できるステップアップ講座を受講して資格を取得する、などすれば十分に学歴を補うことが可能です。

学歴に自信がなくても採用されるコツ

自分がやりたい仕事に直接役立つ資格を取ること、経験を積むことなどのほかに学歴に自信がなくても採用されるコツは、ズバリ派遣会社の選び方にあります。

一般的に、誰でも知っているような大手企業や有名企業は、そこで働いている正社員も大卒以上である場合が多いため、派遣社員にも学歴を求めることがあるかもしれません。

もちろん、建前上は企業が派遣スタッフの学歴を知ることはできないのですが、派遣会社の方で企業が望んでいるであろう人材を派遣するということはあります。

一方、中小企業やベンチャー企業、IT企業、看護・介護職などは、学歴よりもその人の実力をしっかりと評価する傾向にあります。ですから、そういった企業の求人が多い派遣会社を選ぶというのも有効な手立ての1つと言えるでしょう。

中卒や高卒でもできる派遣の仕事

では、中卒や高卒でも問題にならない派遣の仕事にはどのようなものがあるのか見ていきましょう。

介護職

現在、介護職は人手不足の影響もあり、派遣のなかでも求人が多い職種のひとつです。また、介護の仕事は細分化されているため、学歴はもちろん、資格や経験がない場合でも就ける仕事が少なくありません。

もちろん、資格があればできる仕事や働ける職場が広がり、給料アップにも直結するため、働きながら取得し、少しずつキャリアアップしていくのがおすすめです。

介護職に特化した派遣会社や、介護職の求人を多く扱う派遣会社も多いので、やりたいことが明確であれば、そういった派遣会社にしぼって登録することをおすすめします。

今後、高齢化はますます進み、ニーズの増加が見込まれる仕事ですから、腰を据えてしっかりとキャリアアップし、社会に役立ちたいという方はぜひ挑戦してみてください。

IT系エンジニア

IT系エンジニアは経験やスキルが重視される業界なので、学歴を問題視しない企業も多数あります。

また、就業経験のない方でも、派遣会社の研修制度を利用したり、スクールに通って知識を身につけたりすれば就業できる可能性は高くなります。派遣の案件のなかでも高額な時給が期待できる職種なので、ステップアップするに従い、さらなる時給アップも望めます。

ただし、企業によっては長時間の残業があったり、労働環境が厳しく労働者が定着しないといったこともあるため、辞めることを見込んだ大量募集の案件には注意する必要があります。

軽作業

軽作業とは、物流会社や通信販売などの倉庫、工場などで配送のサポートをする仕事で、具体的には仕分け・検品・梱包・ラベル張り・ピッキングなどを行います。

基本的にルーティンワークなので、特別な知識や資格・学歴は必要なく、需要も多いため、未経験OKの求人も多くあります。

経験を積むことで、リーダーやスタッフ管理業務を任されることも。また、フォークリフト免許を持っていると任される仕事の幅が広がり、時給アップにもつながります。

製造業

大手自動車メーカーや自動車部品メーカー、電子部品メーカーなど、ものづくりのラインの仕事です。

未経験歓迎の案件や、人手不足を補うための大量募集の案件、そして学歴不問の案件が多いのも特徴です。

男性が多い職場ですが、穴場的な仕事として女性には「生産現場事務職」と呼ばれる工場内での事務職があります。

資材や製品の納品・保管管理などを行いますが、大企業に比べ事務処理のIT化が多少遅れているため、高度なパソコンスキルが求められることが少ないという面も。エクセルが問題なく使えれば採用の可能性はグンと高くなるでしょう。

業種によって、自動車整備士・アーク溶接作業者・安全管理者など役立つ資格もさまざまです。自分がやりたい仕事につかえる資格取得を目指しましょう。

また、工場は広大な敷地を要するため、勤務先が都心ではなく郊外や地方にある場合がほとんどです。そのため、寮を完備している求人や車通勤OKの求人も多く、ラッシュ時の通勤電車が苦手な方にもおすすめです。

高学歴の人におすすめの派遣の仕事

では次に、高学歴の人におすすめの仕事にはどのようなものがあるのかを見ていきましょう。

英文経理・英文事務

英文による伝票起票、仕訳、記帳などを行う英文経理や、英文でのメール、書類作成、電話対応などを担当する英文事務などがおすすめです。高学歴ならではの語学力を活かして、高時給を目指すことができます。

教員系

大学を卒業し教員免許を持っている場合は、家庭教師や塾講師などもおすすめです。近年は、フリースクールや学童保育などのニーズも増えており、やりがいがあり給与も高い仕事として注目を集めています。大学時代に取得した資格を活用するのも、ひとつの方法です。

学歴不問でおすすめの派遣登録先は?

派遣会社は非常に数が多いため、いざ登録しようと思っても、どの派遣会社を選べば良いのか分からないという方も多いことでしょう。

そこで今回は、学歴にコンプレックスのある方でも仕事が見つかりやすい学歴不問の派遣会社をご紹介したいと思います。

テンプスタッフ

応募に際して、年齢や性別、学歴などの条件を設定していない派遣会社です。「女性が働きやすい社会を実現していく」のスローガン通り、女性向けの求人が多く、手厚いフォローが人気となっています。

また、豊富なスキルアップ講座や資格取得支援、e-ラーニング、オープンカレッジなど、キャリアをサポートする体制も万全です。

リクルートスタッフィング

OA研修やビジネスマナーなどの無料研修や、有名提携スクールでのスキルアップ講座など、研修制度が充実している派遣会社です。

学歴に自信がない、社会経験が少なくきちんと仕事をするのは初めて、という方も安心して仕事をスタートすることができます。

また、やりたい仕事がはっきり決まっているのであれば、介護や看護の専門サイト「スタッフサービス・メディカル」や介護のみに特化した「かいご畑」、1971年創業の製造業派遣会社「日総工産(工場求人ナビ)」、寮完備・未経験歓迎の求人も多い「工場ワークス」など、専門職に特化した派遣会社もおすすめです。

まとめ

派遣社員に求められるのは、学歴ではなく即戦力。学歴があってもなくても、スキルさえしっかり身につければ、仕事につくことは十分可能です。

しかも派遣会社なら、学歴のハンデをうめるための、資格取得支援講座、キャリアアップ研修なども無料または格安で受けることができます。

学歴に自信がない場合は、あまり条件にこだわらずにとりあえず派遣デビューし、研修制度を上手に活用しながらスキルアップやキャリアアップにつなげるというのも賢い方法です。

また、派遣社員には、正社員と違いいろいろな企業で仕事をすることができるという大きなメリットがあります。社会人経験もあまりない状態で社会に出る時、自分の生涯の仕事を決めるのは難しいもの。その点、派遣はさまざまな仕事を経験してキャリアを積みながら、じっくりと自分に合った仕事を見つけることができます。

さらに、派遣社員ならではの「紹介予定派遣」という雇用形態を利用して、将来的に正社員になるという道もあります。「中卒でも、正社員になれるの?」と驚かれるかもしれませんが、経験を積みキャリアアップをして最終的に正社員になれる可能性があるのが派遣なのです。

学歴がネックとなって、今まで仕事選びに積極的になれなかった方は、ぜひ派遣に登録することから始めてみてください。

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