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派遣登録するための履歴書の書き方

派遣登録をする際、派遣会社に提出する履歴書。志望企業が具体的に決まっていない状態で、どのように作成したらいいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。今回は、人材派遣会社へ登録する際に必要な履歴書の書き方について、ご説明したいと思います。

派遣登録時に履歴書が必要なワケ

そもそも自分が実際に働くのは、派遣会社ではなく紹介先の企業なのだから、派遣会社への履歴書提出って必要なの?と疑問に感じている方もいることでしょう。

たしかにあなたが働くのは、派遣会社が紹介してくれた企業です。しかし、あなたの雇用主は派遣先の企業ではなく派遣会社です。つまりこういうことになります。

■あなたが仕事内容の指示を受け、実際に働くのは「派遣先企業」
■あなたに給料を支払う雇用主は「派遣会社」

あなたは派遣会社のスタッフとして登録され、企業へ「派遣」されるわけです。

派遣会社は、あなたが提出した履歴書をベースに、面談やスキルチェックをします。そして、あなたの経歴や希望職種、スキルに応じて派遣先企業とのマッチングを行います。

派遣会社が、あなたに合った仕事や、あなたが希望する仕事を探すためには、履歴書はとても重要なのです。

派遣会社に提出した履歴書は、派遣先企業に渡されることはありません。先方から要望があった場合、あなたの許可を得て提出されるケースはあるかもしれませんが、履歴書は個人情報ですから厳重に扱われます。安心して提出しましょう。

学歴欄と職歴欄の基本の書き方

次に、履歴書の書き方について見ていきましょう。

住所や氏名など基本的な情報の次に、学歴、職歴を時系列で書いていきます。注意点としては、学校名も会社名も、略称ではなく正式名称で書くこと。そして、年月日は、和暦でも西暦でもかまいませんが、表記を統一することです。

また、それぞれの項目の最後には「以上」と書きましょう。

学歴はどこから書けばいい?

学歴を書くとき、いつから書き始めればいいのか迷うことがありますよね。履歴書には「学歴をどこから書く」という決まりはありませんが、履歴書の記入見本などにも多いように、中学卒業から書くのが一般的です。

小学校卒業から全て書いても問題ありませんが、中学を卒業していれば当然小学校も卒業しているわけですから、必ずしも記入する必要はありません。また、高校以降の学歴を書く際は「入学」と「卒業」をセットで記入するのが一般的ですが、中学校までは「卒業」のみでOKです。

職歴数が多く、学歴にあまりスペースを割きたくない場合は、最終学歴の一つ前から書いても良いでしょう。

職歴はスッキリと見やすく書く

職歴欄には、入社年月、会社名、部署名、簡単な業務内容、退職年月と退職理由を書きます。別途、職務経歴書で業務内容や退職理由は詳しく書くため、履歴書ではシンプルに、分かりやすくまとめます。

ただ、勤めていた会社の羅列になってしまわないように、一言理由を添えておくとより丁寧な印象を与えることができます。もちろん、自己都合による退職理由は詳しく書く必要はありません。どんな理由だとしても「一身上の都合により…」で十分です。

記入例)
平成○年○月  A株式会社入社 経理部にて経理事務を担当
平成○年○月  一身上の都合により退職

派遣の就業歴は、派遣会社ごとにまとめて書く

派遣で働いた期間を履歴書に書く時は、派遣元と派遣先、両方を記載します。派遣先が多い場合、ゴチャゴチャと書いてしまうと、派遣元なのか実際に働いた勤務先企業なのかが分かりにくくなってしまいます。

読みにくいだけでなく、文章をまとめる能力まで疑われてしまう可能性もあるので、派遣会社ごとに見やすく記入するようにしましょう。

記入例)
平成○年○月  A会社へ派遣社員として登録
平成○年○月  B株式会社に派遣 総務部一般事務
平成○年○月  契約期間満了
平成○年○月  株式会社Cに派遣 人事部一般事務
平成○年○月  契約期間満了
平成○年○月  A会社との派遣登録終了

平成○年○月  D会社へ派遣社員として登録
平成○年○月  有限会社Eに派遣 営業部顧客サポート担当

短期間の就業は書く?書かない?

派遣という働き方ならではの悩みとして、短期間で複数の職場に派遣スタッフとして勤務した経験はどのように書けばいいのかというものがあります。

契約を満了し、次の職場へと移っただけなのに、経歴として全て書き出すと「一つの職場で長続きできない人物」と判断されてしまうのではないか…そんな不安を感じる方も多いようです。

では、すべての経歴を書かないほうがいいのでしょうか。結論から言うと、そんなことはありません。さまざまな職場で仕事をした経験があるということは、どのような職場でも仕事ができる適応力を持つ、即戦力となる人材であるということです。「契約期間満了」という一言を添えて自信を持って書きましょう。

ただし、履歴書に収まらないほど職歴数がある場合は、就業期間が短いものは省き、全ての経歴は職務経歴書に書くのがオススメです。その際履歴書の職務欄には、「職務経歴書参照」と一言添えておきましょう。なお、パートやアルバイト経験は書く必要がありません。

一番の悩みどころ「志望動機」の上手な書き方

派遣会社に履歴を提出する時点では、就業先企業は決まっていません。具体的な就業先がない状態では難しいもの。では、どのようにして書くのが良いのでしょうか。

1.どうして派遣という働き方を選んだのかに焦点を当てる

一般的に志望動機には「どうしてこの仕事をしたいのか」という点について書きます。しかし、派遣登録の場合は「どうして派遣という働き方を選んだのか」という点に、焦点を当てましょう。

派遣という働き方を選んだ理由として「時間に融通が利くから」「短時間勤務が希望だから」「週4日勤務を希望しているから」と条件面ばかり書いてしまうと、あまり良い印象を持たれません。

例えば、「育児や資格の取得、介護などが理由で、正社員として仕事をできる環境にはないが、これまでのスキルや経験を活かして仕事をしたい」といった書き方なら、印象は大きく変わります。

また、新卒や中途で入社するのは難しい大手企業にも、派遣スタッフとしてなら就業しやすいというメリットを、理由の一つとするのも良いでしょう。

2.志望動機に何を書くかは、希望の仕事を紹介してもらうための重要ポイント

志望動機には、派遣スタッフとして働くことに対しての前向きな理由を書くことが大切です。なぜなら、良い仕事や希望職種を紹介してもらうためには、まず派遣会社から一定の評価を得る必要があるからです。

良い求人情報が出た際に、派遣会社の担当者の頭にあなたの顔が真っ先に浮かび、「あの子に紹介してあげよう」と思ってもらえるよう、志望動機にはあなたのやる気をしっかりとアピールしましょう。

また、「自分がなぜ派遣として働きたいか」よく考えてみることは、派遣登録説明会の面談時にも役立つもの。いい機会だと捉えて、自己分析をしてみるのもいいかもしれません。

自己PRには即戦力になるスキルを書くと◎

では、自己PRには、どのようなことを書けばいいのでしょうか。

就職活動や転職活動の際には、会社研究をし、目指す企業が求める人物像と、自分の経験やスキルを重ねてPRするのが一般的です。

派遣登録をする時点では就業先が決まっていませんから、とにかく自分のスキルの中で即戦力となり得るものをアピールしましょう。

派遣会社は、即戦力を求める企業に派遣スタッフを紹介するのが仕事です。ですから、一番知りたいのは、その人がどのようなスキルを持っていて、どんな仕事ができるかという点なのです。

自己PRをする際、経験が浅い業務については明記してはいけないのではないかと考える方もいますが、その業務に対して自信があれば、きちんと記載するようにしましょう。対応できる業務が多ければ多いほど、紹介される仕事の幅は広がります。必要以上に謙虚な姿勢をとったことで、選択肢が狭まることがないようにしましょう。

また、英語力や仕事に結びつくような資格取得をした場合は、それらもアピールポイントとして記入しましょう。

履歴書不要って本当に不要なの?

派遣登録説明会の持ち物リストに「履歴書不要」となっているのを見たことはありませんか?派遣会社のホームページには「まずは登録に来てみませんか」「カジュアルOK」など、気軽に参加したくなるような言葉が並んでします。

その上「履歴書不要」という表記があったら「とりあえず行ってみよう」という気持ちになるかもしれません。では、本当に履歴書は不要なのでしょうか。

なぜ履歴書不要なのか?

たしかに、派遣登録説明会当日に履歴書を提出することは少ないです。ただし、そういった場合は、会場に専用のプロフィールシートが用意されていたり、パソコンでの登録が求められたりすることがほとんどです。

これは、会場で全員同じ用紙に記入してもらったり、パソコンに直接登録してもらったりした方が、応募者の情報を管理しやすいためです。

履歴書の大きさがA4、B5と不揃いだったり、フォーマットや内容が統一されていないものを提出されてしまうと、応募者を比較検討する際や履歴書をファイリングする際にとても効率が悪いのです。

「履歴書不要」の場合も持参した方が良い

履歴書不要とされている派遣登録会に行く際にも、履歴書は持参しましょう。

会場でプロフィールシートの記入やパソコンで登録をする際に履歴書があれば、必要な項目を書き写すだけなのでとても簡単です。学校の卒入学年月日や、職歴などを記入する際にも、「いつだったっけ?」と焦らずにすみますし、志望動機や自己PRなどをその場で考える必要がありません。

志望動機や自己PRは、本来であればじっくりと書きあげたいもの。自宅の落ち着いた環境で、準備していくようにしましょう。

派遣登録の際にも送付状は必要?

派遣登録をする際に、履歴書や職務経歴書を事前に派遣会社に送付する場合があります。そのような時には、送付状は必要なのでしょうか。

社会人としてのマナーを考えれば分かると思いますが、送付状は必要です。自分の個人情報は重要書類に値しますし、ビジネスマナーとしても書類のみを封筒に入れて送りつけるのは大変失礼にあたります。

送付状自体、シンプルなもので構いませんので、必ずつけるようにしましょう。内容として最低限書くべきものは、日付、宛名、あいさつ文、送付目的、送付物リスト、署名になります。手書きでもパソコンで作ってもどちらでもOKです。

また、封筒にも氏名・住所はもちろん、「履歴書在中」と記載しましょう。派遣先には、応募者からの履歴書だけでなく、さまざまな郵便物が届きます。封筒を開けなくて中身が分かるようにすることも、ビジネスマナーとしてはとても重要です。

仕事を見つけるための活動ですから、誠意を持って、丁寧に取り組むようにしましょう。「このくらいで大丈夫かな?」という意識は、先方に伝わります。採用する側も、真剣に採用されたいと思っている人を選びたいもの。丁寧にし過ぎて、マイナスになることはありません。ここは一生懸命に取り組む姿勢を見せるためにも、正式なスタイルをとりましょう。

派遣でもアルバイトでも履歴書の書き方は同じ

履歴書を書くとき「派遣登録だから、ちゃんと書かなくちゃ」「アルバイトだから、このくらいで大丈夫」と、応募先の雇用形態で判断していませんか?そういった姿勢は、採用する側に伝わります。

派遣でも、アルバイトでも会社から仕事を任されるのは同じです。任される仕事が簡単なものだから、責任が軽いものだから、履歴書が適当なものでいいということは全くありません。

同様に、転職活動ではないのだから、派遣登録時の履歴書はこのくらいで大丈夫という判断をする方もいるようですが、これも大きな間違いです。

派遣会社は「この人物は即戦力となるスキルを持つ、信頼に値する人材」であると評価をつけて、派遣先企業に紹介できる人材を探しています。履歴書をどのくらいしっかりと仕上げてくるかで、仕事に対する姿勢も見えてくるもの。たくさんの登録希望者と接しているコーディネーターであれば、簡単に見抜いてしまいます。

履歴書を作成する際の心構え

履歴書は、自分がどのような人物かを学歴や職歴、志望動機や自己PRなどから分かりやすく伝えるツールです。

派遣スタッフの場合、事務能力は最低限必要なスキルとしてチェックされます。だらだらと書き連ねるのではなく、項目ごとにまとめるなどの工夫をして、分かりやすいものを作成する必要があります。

パソコンが今ほど普及していなかった時代、手書きの履歴書をコピーして使いまわすのはNGとされていました。応募する姿勢に真剣味が足りないと判断されていたからです。

その名残として「履歴書を使いまわすのはいけない」という意識が根付いている部分もありますが、近年パソコンでの作成がスキルのひとつとして評価されるようになり、事情が変わってきました。

もちろん、志望動機や自己PRをそのまま使いまわすのはいけません。どのような応募先にも使えるような、当たり障りのない志望動機はすぐに見抜かれてしまいます。きちんと一社一社、その会社の特色を踏まえた上で、志望動機は書き換えることが必要です。

派遣会社と言っても、IT系、メーカー、医療系とそれぞれに強い分野を持っているもの。そういったことを事前に調べて、志望動機に反映することで、やる気を伝えることができます。会社や住所や氏名、学歴や経歴と言った同じ内容を書く項目に関してはそのまま使用することに関しては、全く問題ありません。

履歴書をパソコンで作成するメリット

履歴書は、パソコンと手書きどちらで作成しても、基本的に問題ありません。ただ、派遣会社の場合はパソコンスキルの高い人材を求めていることが多いので、パソコンできれいに作成されているとスキルのアピールにも繋がります。

また、パソコンなら、一つベーシックなものを作っておけば、後になって修正したい時や、提出先に合わせ、簡単に作り直すことができます。派遣会社に登録する際、同じ時期に複数の会社に登録する方も多いので、そういった場合に効率的に準備を進められるのは、大きな利点と言えるでしょう。

派遣会社の担当者は、たくさんの応募者の書類に目を通します。手書きのものは、個性が出やすく、それがアピールにつながることもありますが、事務系の仕事を多く取り扱う派遣スタッフとしてアピールすべきは、読みやすい資料作成スキルや、パソコンスキルです。

「手書きで」と指定されていない限り応募書類は、パソコンできれいに作成するのがオススメです。

まとめ

履歴書は、あなたが望む仕事につくための第一歩となる、とても重要な書類です。

ですから、相手がどのような情報を求めているか、どのような人材を探しているかをよく考えた上で作成することが大切です。

あなたが持っているスキルや経験をしっかりアピールするとともに、丁寧で見やすい履歴書を目指しましょう。

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